ウロボロス(漫画)読んだ感想!二人の復讐の物語!

ウロボロスという漫画をご存知ですか?2015年には生田斗真小栗旬の主演によるドラマが放送されていました。ドラマは全話視聴したのですが、原作から端折られた所や少し違う部分があるということで読みました。GANTZの時と同じ友人が貸してくれました。

 

 

ウロボロスー警察ヲ裁クハ我ニアリーとは?

正式タイトルは「ウロボロスー警察ヲ裁クハ我ニアリー」です。月刊コミック@パンチで2017年2月号まで神崎裕也によって連載されました。単行本は全24巻

 

 

 

二匹の龍、それがウロボロス

孤児だった2人の男の子は柏葉結子という女性に育てられる。しかし、警察の陰謀により殺され、事件自体をもみ消されてしまった。実質的に結子先生を殺した「金時計の男」に復讐する2人の主人公とは?

 

 

龍崎イクオ

警察官。新宿第二警察署刑事課所属。ニコニコしていて可愛らしい姿でとても警察官とは思えない風貌である。運動神経もなくまぐれで犯人を捕まえることが多いと主張している。しかし、それは裏の顔で本当はかなり冴えていて、とんでもない身体能力を有している。復讐の相手「金時計の男」に近づくため警察官になり、相棒の段野竜哉と協力し実績を上げ昇進を狙っている。普段はヘラヘラしているものの犯人の前になると、一気に人が変わるギャップには痺れることでしょう。右腕の骨が折れても強烈な右ストレートを打つなどこの漫画においてほぼ最強クラスの強さである。

 

 

段野竜哉

ヤクザ。我孫子会系三次団体、松尾組の若頭。イクオと違ってクールで冷静沈着である。イクオには事件の情報を流してサポートしている。戦闘能力は高いがイクオほどではないので負傷することが多い。集金能力に長けており、裏社会から「金時計の男」を探し出し復讐することを強く思っている。イクオのことを弟のように心配し、可愛がっている様子で好感が持てます。蝶野という警察官に目をつけられるが二人のやりとりが個人的には好きです。ネタバレになるのであまり言えませんが・・・。蝶野はドラマ版では滝藤賢一さんという刑事ドラマや半沢直樹にも出ていた方が演じていました。

 

 

真相に迫っていく感じがたまらない!

「金時計の男」への復讐が物語の核なのですが、そもそも金時計とは難関大学を首席で卒業したエリートに与えられるもので、金時計を持っている人物は何人か出てくることになります。「こいつっぽくね?」「やっぱこいつかも!」と予想して読み進めていくと面白いです。あなたも「金時計の男」に出し抜かれるでしょう。

 

その過程で起きる様々な事件も刑事・探偵ドラマのように進められていくうえにイクオと竜哉のコンビプレーもあり、普段からこのようなジャンルを好む人好まない人もとても楽しめると思います。

 

 

アクションがかっこいい!

犯罪者や警察官にも格闘家や剣道の達人、無尽蔵な生命力を持つ奴とかスペックが高いキャラが登場するので、戦闘シーンはわくわくします。個人的には我那覇と竜哉がお化け屋敷で闘うシーンが好きです。漫画版の我那覇は目がギョロッとしてて不気味ですが、ドラマ版では山口祥行さんが演じていてかっこよかったですね。刑事ドラマだったので漫画の実写化でありますが、アクションに陳腐さはなくとてもしっかり演出されていましたね。

 

 

復讐とは悲しいものだ

物語のテーマであり、これがなければ始まっていなかったもの「復讐」。結局これは意味があることなのか、復讐を成し遂げた後は何が残るのか。ハッピーエンドかバットエンドかどちらに転ぶのか不安を抱えながら読んでいました。ぶっちゃけネタバレですが、ドラマ版と漫画版では終わり方が違うのでどちらか見たことある人でももう一方を見る価値はあると思います。ドラマ版の最終回の時にはまだ漫画版は完結していなかったためこのようになったのかと思われます。

 

 

まとめ

漫画版は24巻とそこまで多くなく、内容も文字と戦闘シーンの分量もほどほどで気軽に読み進められると思うのでおすすめです。

ドラマ版は生田斗真小栗旬の他にも上野樹里、吉田羊、ムロツヨシなど人気俳優も多数出演しているので興味のある方はこちらもおすすめです。

 

そうきたか!と物語に出し抜かれること間違いなしで、私も二日間で読み終えることができました。みなさんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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